貞子3D

◆貞子3D
監督 英勉
出演 石原さとみ瀬戸康史高橋努染谷将太山本裕典田山涼成橋本愛


結局、観に行っちゃった♪
観終わった時の感想は一言。
「よくこの映画公開しようと思えたな!?」


この映画は映画館で3Dで観るのでなければ絶対“観なくても損はしません”!(笑)
3D自体は期待してたほどじゃなかったけどまあまあ良かった。
しかも観終わってから知ったんだけどこの監督“ハンサム★スーツ”“高校デビュー”の人じゃん?
あのテイストの映画を撮ってる人がホラー撮っちゃダメなんじゃ・・・。
そりゃもちろん色んなジャンル撮れる監督さんもいる訳ですがね(笑)


以下がっつりネタばれ感想ツッコミです。
まず評判通りの“ビックリさせる系のB級ホラー”にうんざり。
ビックリさせるのはそれまでの前振りあってこそで、それ“だけ”じゃダメでしょ?と思う。
たぶん私は“死んだ魚のような眼”でスクリーンを観てたんだ。
そして眠りに落ちそうだったところを“どーん!”“ばーん!”とバカでかい効果音で起こされる・・・と。*1
映画館で席を立てない状況で逆に良かったのかも。
レンタルを家で観てたら早送りレベル、それか寝落ちで3日掛りとかで鑑賞するパターン。


“貞子”とか“呪いの動画”とかホラー要素が全然伝わって来ない上に、
主人公とかが引くぐらい恐れ戦いてるからこっちはどんどん白けていく。
ぼーっとしてたら耳元でいきなり大声出される感覚かな。
ようは全く恐くない、ビックリするだけ!


ストーリーはそこまで悪くないと思うからやっぱり魅せ方の問題だと思うの。
最初のうちは“頑張ってジャパニーズホラーをやってます”感が100歩譲ってあった気がするけど、
後半に向かってどんどん「これはギャグ映画なんじゃないか」と思えてくる。
若手刑事が上司の目の前で「呪いの動画を観てしまった」と引き金を引くシーンは
上司を脅かしてやろうぐらいのイタズラ心で、軽くお叱りを受けるシーンだと信じて疑わなかったもん。
極めつけは井戸からいっぱいエイリアン(貞子風)が出てきた時(笑)軽く殺意を覚えた。


私はホラーって観客に想像させることが大事だと思うんだけど
例えば“貞子”を魅せる時だって“全体”じゃなくて“長髪黒髪+眼”だけの方が断然恐い。
映画を観るより本を読んだ方が恐さが増すのは文章に書かれていない行間を想像するからでしょ。
リングも公開当時は原作に全く追いついてなくて文句言ってた気がするけど
そのリングと比べてもこの映画は足元にも及ばない。


そうだなー、貞子とか言わなきゃ良かったんじゃない?
そしたら私も映画館どころかレンタルでも観なかったと思うし
世間にもそう言う人いっぱいいると思う。


あっ!あと、最後ら辺のエイリアンとの対決シーンで
石原さとみちゃんが2〜3回ぐらい“座頭市”に変身してたけどアレは正解なの?
居合いの達人設定ですか??(笑)



まあ、念願の“貞子”がスクリーンから出てくる映像が見れたので★2つ付けてみた。



評価@★★☆☆☆☆☆☆☆☆

*1:はっ!もしやその為!? ← 違うw