原作ファンとしては・・・
なめてんのか！？と言いたくなる映画。
それはもちろんハリウッド版DRAGONBALL“DRAGONBALL EVOLUTION”。
情報が出てくる度に評判を落としていっていると言っても過言ではないこの映画。
既に観た人の感想をYahoo！レビューで見たが、やはり酷いらしい・・・。
そしてこんな記事も。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/n_dragon_ball__20090312_4/story/20090312jcast2009237539/
まず最初に、なんで世界中にファンがいる大人気漫画を原作にしたのか？
- 「話題性があって集客が見込めるから」という場合
世界中にファンのいるドラゴンボールの実写化となれば話題性は抜群。
どんな映画になったってある程度の集客は見込めるはず。ネタだと割り切って観に行く人も実際いるしね。
それでも良いんです！原作ファンの動員を見込んで映画を作るのは考え方としては正解です。
でも、そうしたんだったら、とことん原作に忠実に描くべきです。
一番のターゲット層を裏切るってどうなの！？
“別次元の『ドラゴンボール』を目撃せよ。”なんてキャッチコピーで宣伝してる時点でアウト。
それともアメリカ人にはこう見えてるって事？アメリカ人の原作ファンの意見を聞きたい。
- 「原作の世界観が気に入って」という場合
私が感じているドラゴンボールの魅力のひとつはこの世界観です。
未来設定なのかと思いきや、古い時代を思わせる描写もあり惹きつけられる世界。
ドラゴンレーダー、ホイポイカプセル、人造人間などなど魅力的なアイテム。
子供の頃、誰もが一度は挑戦したであろう（笑）かめはめ波、迫力ある戦闘シーンなどを現在のＣＧ技術を駆使して映像化したくなると言うのは考えられる。
でも、そんなんだったら「オリジナルで別作品としてやってくれ」と思う。
- 「原作の設定を使いたくて」という場合
私が仕入れた情報で紡ぎ合わせてみたところこの理由はないだろう。
“ドラゴンボールを７つ集めると神龍がどんな願いもひとつだけかなえてくれる”
原作ファンが観て納得する設定ってこれだけじゃないかと思う。
だってほとんどの設定が変更されてるんだもん。
と・く・に！キャラ設定の変更が酷い！
あとはどんな理由があるだろう？
パンフレットにはその理由が語られているのだろうか・・・？
そして映画公式にアップされた鳥山先生のメッセージがコチラ。
脚本やキャラクター造りは原作者としては
「え？」って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、
スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。
ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』
として鑑賞するのが正解かもしれません。
もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ！
おおいに期待しています！！
原作者 鳥山明
原作者にここまで言わせるんだから相当だな。
鳥山先生もやさしいな、大切な作品をこんなにされてるのに。
それとも“別次元”と言う言葉を用いて一線を引いたんだろうかｗ
映画を観ないで批判することはどうかと思うので、観に行こうかとも迷いましたが「それでは製作者側の思うつぼだ！」と思い直しました。
個人的にはこの映画が大コケして無かった事にならないかなと思っているので・・・。
Yahoo！レビューで「観客動員数から自分を除いて欲しい」と言っている人がいて吹いたｗｗ
そもそも、こんな事をブログに書いてる時点で宣伝の片棒を担いでいるとも言えるが・・・（爆）
