K-20 怪人二十面相・伝

◆K-20 怪人二十面相・伝
監督 佐藤嗣麻子
出演 金城武松たか子國村隼高島礼子本郷奏多益岡徹鹿賀丈史仲村トオル


相変わらずの金城さんのカツゼツの悪さとか伏線が分かりやす過ぎるなんて事はあるけど、単純にエンターテイメント映画として楽しめました。
※以下、ネタばれを含んだ感想ですのでご注意を!


それにしてもわざとですかね、あの伏線の分かりやすさと言うのは?
舞台挨拶で仲村トオルさんが「絶対にネタばれ*1しないで下さいよ」と挨拶してたから「ここがキーポイントなんだな」と本物探しを念頭に映画を観てたんですよ私は。だから最後に遠藤が二十面相の仮面の下の素顔を見た時のリアクションが滑稽でしょうがなかった(苦笑)その人以外にいないでしょーよ!?とツッコミたい気分だったww
脚本も役者さんも良いのに演出がいけないんだよ!監督誰だよ!?なんて思っていたら監督が脚本書いてた(爆)
過去の作品見てみたら結構話題作に携わっているのね脚本で。監督業は初めてなのかな??


でもその点を除けば映像も世界観もかっこよくて好きでした。
歴史に詳しくないから、第二次世界大戦が起こらなかったらと言う世界をあんまりイメージ出来ないんだけど、不思議な印象のあの街並みをみてたらこんな感じなのかな〜と思った。CGを駆使して作り上げられた映像がこの映画の期待値をグッと引き揚げました。特に遠藤が修行で街中を飛び回るシーンはワクワク♪
後は、金城さんと松さんならではのクスっと笑えるシーンや、仲村トオルさんが明智に変装した遠藤を演じているシーンは上手いなと思った。パンフレットを読んだらこのシーンは一度、金城さんが明智を演じて、その動きを取り入れながら仲村さんが演じたんだそうだ。うん。遠藤に見えたもの!


迫力の映像は映画館の大きなスクリーンで観る価値がありますね。


評価@★★★★★★★☆☆☆

*1:本物の二十面相